静岡県の御殿場・伊豆半島全域・富士宮から、日本平、袋井・浜名湖までのドライブイン施設を紹介します。

静岡県ドライブイン協会

ドライブプラン

【番外編】静岡県ドライブイン協会 会員施設縦断取材記録<2>

伊豆半島には、ドライブイン協会の会員施設が10軒あります。全てを1日の中で訪問することは難しいため、2コースに分けて別の日に訪問する計画を立てました。この日は、西伊豆を中心にしたコースです。

柿田川公園

沼津インターをスタートし、最初の会員施設である千鳥海館を訪問する前に「ドライブプラン」にオススメの観光スポット柿田川公園に立ち寄ります。柿田川公園は、日本三大清流のひとつである一級河川柿田川の源泉であるわき間「柿田川湧水群」に隣接する自然がいっぱいの公園です。 一級河川柿田川は、流水はほぼ全量が柿田川公園の「わき間」から湧き出る水からなります。湧水量は1日約100万立方メートル(100万トン)、日本一の湧水量です。富士山の雪解け水が地下水となり、三島市まで地下を通り柿田川公園付近で湧き上がり川を作ります。 時間をかければインターネットにあるような、日差しを受けてキラキラ輝く水面や青く輝く湧水のわき間が撮影できたかもしれませんが、この日は早朝で靄に煙る状態でした。

  

千鳥海館

千鳥海館は伊豆半島の西側付け根あたり、伊豆三津シーパラダイスの近くにあります。目の前に三津海水浴場やクルージング船の桟橋があり、マリンレジャーの基地として多くの方が利用する施設です。運営母体の千鳥観光汽船株式会社は、沼津港・三津港・大瀬崎の港をつなぐクルージングや定期船などを運航しているほか、ダイビングや釣り、マリンスポーツなどマリンレジャーのツアーなどを運営しています。
大食堂、大広間、宴会場では、刺身定食やたたき定食、船盛などが味わえます。敷地奥には別館バーベキューセンター(200席)があり、活あじ・活さざえ・えぼだい・海老・いか・生ほたてなど磯バーベキューが楽しめます。

  

  

蔵屋鳴沢

次の会員施設は伊豆半島の入口・伊豆の国市にある「蔵屋鳴沢」。平成27年7月、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である国指定史跡韮山反射炉を取り囲むように建てられたドライブイン、やぶきた茶の栽培製造直売所、クラフトビール網焼きレストランです。
名物のクラフトビール「反射炉ビヤ」は、お土産物として販売しているほか網焼きレストランで飲むこともできます。もともと蔵屋鳴沢は明治から大正期にかけて造り酒屋を営んでおり、かつて酒造りに用いられていた良質の湧水でを用いて無ろ過・非加熱で醸造されたのが反射炉です。 また、蔵屋鳴沢はお茶ブランド「伊豆韮山反射炉 茶の庵」を持つ、60年以上の歴史を持つやぶきた茶の栽培製造直売所でもあります。工場施設のすぐ上にある茶畑では、洋服の上からかすりの着物等を着て茶摘み体験もできます(シーズン限定)。
世界文化遺産の韮山反射炉、製茶工場、網焼きレストラン、土産物売場など、いろんなものに目を奪われますが、オススメなのが工場脇から茶畑に続く遊歩道です。少し登ったところに展望スペースがあり、天気が良ければ世界文化遺産の韮山反射炉越しに、同じく世界文化遺産となった富士山を望むことができます。

  
  

伊豆の国パノラマパーク

沼津・三島方面から下田に向けてドライブしたことがある人なら誰もが一度は目にしたことがあるロープウェイ、それは伊豆の国パノラマパークのロープウェイです。伊豆の国パノラマパークは、標高452mの葛城山の山頂と北麓を利用した観光施設で、高低差411mをロープウェイで1,791mかけて登った場所にあります。
山頂エリアは空中公園と呼ばれ、北に雄大な富士山、西に駿河湾、南に天城連山など伊豆半島を中央からの景観で一望できます。展望デッキは2016年にリニューアルされ、3つの展望デッキを持つ「富士見テラス」としてオープンしました。 このデッキからの眺めは、世界ジオパークへの認定を目指す伊豆半島ジオパークのコンセプトを感じることができます。フィリピン海プレートに載って南から来た火山島であった伊豆半島が本州に衝突し、火山活動や地殻変動など大地の営みに関与してきた、太古からの歴史に対する想像を掻き立てます。
ロープウェイ麓にある施設はドライブインとなっており、こだわりのオリジナル商品や伊豆のお土産など豊富に取り揃えたショップ「伊豆の旬彩市場」や伊豆の国市の伝統飾りを鑑賞しながら過ごせるパノラマカフェ、バイキングレストラン。「伊豆の旬彩バイキング」などがあります。

  

土肥金山


伊豆中央部、天城山の手前を西に曲がった突き当たりにフェリー発着場でもある土肥港があります。この辺りには海水浴場、温泉などがあり、小さな温泉観光地の佇まいが感じられます。土肥金山は、この観光エリアのちょうど中央あたりにあります。 土肥金山はその名の通り、江戸時代と明治時代から昭和にかけて佐渡金山に次ぐ生産量を誇った伊豆最大の金山跡地を観光施設にしたものです。金山は昭和40年に閉山されましたが、かつての坑道はそのまま観光坑道として利用され、江戸時代の採掘作業の風景を等身大の電動人形が再現しています。また、金山資料館「黄金館」には、金山に関する貴重な資料や世界一の巨大金塊(250kg)が展示されています。
土肥金山は大人から子供まで楽しめる施設ですが、とくに小学生くらいのお子さんのテンションが上がりそうな要素が2つあります。ひとつは「砂金館」(有料)での砂金採り体験。砂金の含まれる砂の中から、砂と金との比重を利用して専用の容器で砂金だけを採取するアトラクションです。採れた砂金はビンに入れて持ち帰ることができます。もうひとつは金ピカで埋め尽くされた土産物売場です。人気No.1の金箔カステラはじめ、小判や金塊を模した土産物がズラリと並んでいますので、不思議とテンションが上がります。

  
  

旅人岬と恋人岬

土肥金山から堂ヶ島に向かう道中、2つのビュースポット「旅人岬」と「恋人岬」があります。
「旅人岬」は土肥港の北にある岬で、駿河湾を180度のパノラマで一望することができ、夕日を臨む絶景ポイントとなっています。「旅人岬」の名は、この眺望を名所として売り出すために「恋人岬」にあやかって名づけられました。展望台や駐車場が整備され、展望台には重岡建治氏作によるブロンズ像と、岬の名付け親である直木賞作家笹倉明氏の文学碑が置かれています。
「恋人岬」は土肥と堂ヶ島の中ほどにある岬です。岬の先端には3回鳴らしながら愛しい人の名を呼ぶと愛が実るといわれる愛の鐘「ラブコールベル」があります。そのため「恋人達の聖地」ともいわれ、多くの恋人達や観光客で賑わいます。

  
  

堂ヶ島小松観光センター

西伊豆を南に全体の2/3ほど下ったあたりが堂ヶ島です。堂ヶ島は奇岩が立ち並ぶその景観の美しさから「伊豆の松島」ともいわれ、堂ヶ島一帯が「伊豆西南海岸」として史跡名勝天然記念物に指定されています。マリンレジャーや温泉、遊覧船など、毎年多くの観光客が訪れる観光エリアです。
その堂ヶ島の海を望む絶好のロケーションに堂ヶ島小松観光センター「漁師蔵レストラン魚季亭(ときてい)」はあります。伊豆の昔ながらの漁師小屋を彷彿とするつくりのお食事どころ「魚季亭」では、駿河湾でとれた金目鯛を豪快な姿づくりにした「磯定食(竹)」。他にも、陶板を熱してその上で海の幸を焼きながら食べる「磯っ子陶板定食」などが好評です。
取材でお伺いした際には、西伊豆名物の鯵をたっぷり使い特性の味噌とで「たたき」にした味噌たたきアジのぶっかけ飯富士山盛り(1,730円 税込/1日30食限定)と、オーシャンビューのデッキで人気の「アロエソフトクリーム」を撮影させていただきました。
※撮影日が猛暑だったため、ソフトクリーム(写真)が溶けかかっています。申し訳ありません。

  

加山雄三ミュージアム

堂ヶ島小松観光センターと道を挟んだ向かい側、地下道で繋がった場所にあるのが「加山雄三ミュージアム」です。写真を見ていただければお分かりの通り、結構大きな施設です。1Fにレストラン、2Fに土産物売り場、3Fがミュージアムとなっており、豊かな自然に恵まれた西伊豆・堂ヶ島をこよなく愛する加山雄三氏の絵画を中心に、秘蔵フィルムや映画セット再現楽譜、楽器、プライベートショットの他多数の貴重な資料を展示しています。
取材で訪問した際スタッフの方に「加山雄三ミュージアム」のオススメを伺ったところ、料理や土産物はもちろんですが一番は「大自然の神秘をめぐる感動クルーズ」とのことでした。「伊豆の松島」ともいわる堂ヶ島の美しい景色の中で、神秘の洞窟めぐるコース、富士山を眺めながら堂ヶ島の海岸線をめぐるコースなど様々な遊覧コースが運行されています。見所は、天然記念物の天窓洞。青の洞窟とも呼ばれる洞窟が最も人気のコースとなっているそうです。「加山雄三ミュージアム」では遊覧船のご予約を受け付けや、遊覧船とミュージアムとのセット券も販売しています。

◉洞窟めぐり遊覧船

  

  

伊豆西海岸 その他オススメスポット

今回訪問したドライブイン(西伊豆)周辺の観光スポットを紹介します。(別日程で取材)

黄金崎クリスタルパーク

土肥金山と堂ヶ島の中間あたりに位置する黄金崎は夕日で黄金色に染まる美しい崖で知られる岬で、遊歩道や芝生の広場、展望台等があります。岬の北側の海岸には黄金崎海水浴場もあり、小規模な観光エリアとなっています。 黄金崎クリスタルパークは、現代ガラス作品や万華鏡が楽しめる美術館です。ガラス工芸の体験工房やショップ、レストランが併設されています。この地は古くからガラスの主原料「珪石」の産地であり、ガラス工房が多く存在してたことから作られたテーマパークです。

 

 

長八美術館 〜伊豆が生んだ異才鏝絵師〜

江戸の文化・文政時代から明治にかけて活躍した漆喰の名人、入江長八の業績や、伝統の左官技術のすばらしさを伝える美術館です。この時代は化政文化と呼ばれる庶民文化が栄えた時代でもあります。伊豆で左官の基礎を学んだ入江長八は、江戸へ出て狩野派の絵を学びました。また彫塑の技なども身につけた後、左官の業に立ち返り、漆喰で絵を描き色彩を施すという独特の芸術を完成させました。

 

岩科学校 〜伊豆に現存する最古の小学校校舎〜

岩科学校(いわしながっこう)は、伊豆に現存する最古の小学校校舎(重要文化財)です。明治13年に建てられた洋風デザインの校舎で、甲府の旧睦沢学校や松本の旧開智学校に次ぐ古い校舎として知られています。 建物内部には、明治時代の学校の教室や校長室が人形で再現されているほか、当時使用されていた教科書等の資料が展示されています。(入館料 大人300円)

  

 

石廊崎 〜伊豆半島の最南端〜

松崎まで南下してくると「この際伊豆半島の最南端まで行ってみようか」といった誘惑に駆られます。地図で見ると近そうに見えますが、実際には畝った海岸沿いの道をさらに1時間ほど進むことになります。 先端部の灯台までは駐車場から20分ほど、そこから迫り出した先端まで歩いて行くこともできます。アップダウンがあるコースなので体力的につらいという人は遊覧船に乗り、海から眺めるのも手かもしれません。

 

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